導入事例:株式会社日本エー・エム・シー様

Asprova導入により、リソースや進捗の見える化を実現。
計画変更への対応力向上により、課題だった納期遅れを解消、
Solverでの材料・治具交換の時間を短縮し、生産性の向上も。


導入事例:株式会社日本エー・エム・シー様

多品種少量生産ゆえ計画変更が難しく、納期遅れが慢性化していた日本エー・エム・シー。Asprova導入により生産計画の見える化と柔軟な変更対応を実現し、さらにSolverによる段取り時間削減と生産性向上に踏み込むことで、従来の限界を突破する新たな生産体制を構築。現場の課題解決から将来を見据えた改善まで、同社の挑戦は着実に進化を続けている。

 背景・課題 
多品種少量生産における
計画業務の限界

株式会社日本エー・エム・シーは日本トップシェアを誇る高圧配管用継手の専門メーカーです。日本だけでなくタイ、中国、フィリンピンの4か国で生産を行い、建設機械や農業機械、工作機械などで使われる製品を提供しています。

生産品目は1万種類以上、1回の生産指示数は平均20~30個と、典型的な多品種少量生産を行う同社ですが、生産計画は製造部が週に1回丸一日かけて手作業で作成していました。しかし、一度作成した計画は変更が難しく、急な変更依頼に対応できないケースや計画通りに生産が進まないこともあり、納期遅れが慢性的な課題となっていました。

日本エー・エム・シーで製造している製品の一部

日本エー・エム・シーで製造している製品の一部

 選定・効果 
生産管理体制の再構築と
Asprovaの導入

この課題に対し、生産性向上プロジェクトが会社全体の取り組みとしてスタート。生産計画に責任を持つ部署として生産管理部を設立。基幹システム上に生産管理機能はありましたが、生産計画を作成する機能は無かったため、Asprovaを導入。導入の決め手は、豊富な機能がありながら用途に合わせてシンプルに使うことが可能である点。2018年に導入をはじめ、導入ベンダーのAJSと共にブラッシュアップを重ね、2020年にイメージ通りの運用体制を完成することが出来ました。

Asprova導入による最大のメリットは、生産計画が見える化されたこと。進捗やリソースの量と状態が一目瞭然になり、計画変更の場合も具体的にどうすれば良いかが明確になりました。そのため、今までは一度作成すると変更が難しかった生産計画も、フレキシブルに作り変えることが出来るようになり、課題であった納期遅れも解消することが出来ました。

生産性向上のアプローチ

生産性向上のアプローチ

更なる生産性の向上をめざし
Solver導入、開発へ

Asprovaの導入により、生産計画の自動化とリソースの見える化を実現した生産管理部は、次のステップとして生産計画の視点から生産性の向上を検討しました。

まず着目したのは多品種少量生産という生産特性における、“段取りに使う時間”。製造する製品を切り替えるたびに必要になる、次の製品加工のための様々な準備をする時間です。

この生産リードタイムは大別すると①段取り時間、②加工時間、③その他除外時間、の3つで構成されますが、そのうち①の段取り時間であれば短縮が可能であると考えました。同社における段取り時間は主に「材料・治具の交換時間」と「加工する工具の交換時間」の合計時間となりますが、加工する工具は種類も多く交換時間の短縮が難しいため、材料・治具の交換時間の削減に挑戦することに決めました。

まずは、Asprovaの標準機能で実現しようと試行錯誤しましたが、複雑な条件を考慮した最適化はなかなか思うようにいかず導入ベンダーのAJSに相談したところ「Solverオプションなら可能かもしれない」との提案を受け、Solverによる新たなプロジェクトを、AJSとアスプローバ社とともに実施することとなりました。「生産性を1%向上させる」という明確な数値目標を掲げました。

生産性1%向上をめざして。
Solver導入で成果を実感。

「生産性を1%向上させる」この目標を実現させるための具体的な手段は「顧客の納期遵守を優先したうえで同じ材料を使う製品を連続生産するように生産計画を立てる」ことです。これにより治具の交換回数を最小化し、設備の稼働率が向上。同じ材料を使い続けることにより、材料倉庫での出庫時間と段取り時間を短縮することが可能になります。また、生産計画の作成時間についても、今まで手動で行っていた序列変更作業の時間を1か月あたり10時間短縮する、という数値目標を立て、費用対効果を明確にして取り組みました。開発とテストあわせて6か月でSolverの導入は完了。

今まで苦労していた生産計画の課題にピッタリとはまり、材料・治具の交換回数も削減、生産計画作成時間の短縮も実現することができました。

 展望 
セル生産方式への展開
Solverは拡げる生産計画の可能性

「今後は、各生産工程の条件にあわせた設定を生産スケジューラに反映して、生産工程の条件は異なっていても計画通りに生産できる1個流し生産(セル生産方式)にも対応できるようにしたい。」と、担当者は今後の展開に期待を膨らませながら、「やりたいことが明確になっている企業にはSolveは特に向いていて、目標や要件を明確にすると開発がスムーズに進むと思う。」と振り返ります。

株式会社日本エー・エム・シー

株式会社日本エー・エム・シーは日本トップシェアを誇る高圧配管用継手の専門メーカーです。日本だけでなくタイ、中国、フィリンピンの4か国で生産を行い、建設機械や農業機械、工作機械などで使われる製品を提供しています。

導入ソリューション

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