chemSHERPA 入門講座(第2回)
2026/08/04 16:04:19 AJS株式会社
2026/08/04 16:04:19 AJS株式会社

第1回目ではchemSHERPAの成立経緯やその構成要素、更にはchemSHERPAを使う際は、
社内における化学物質管理が求められるということを述べました。
今回は、chemSHERPAに関連する文書と実際のデータ作成支援ツールについて紹介します。
現在、chemSHERPAに関連する文書は、CMPコンソーシアムのサイトに記載されています。
トップページの項目にchemSHERPAがあり、そこからchemSHERPAに関する各ページに
飛ぶことができます。
主な内容としては、
となりますが、中を見ていくと大量の資料が掲載されています。
この中で重要なのは、chemSHERPAとはのページです。このページに書かれている番号付け
された順番に作業を進めていくとchemSHERPAを理解でき、自らデータを作成できるように
なるでしょう。
chemSHERPA 入門ガイドに始まり、データ作成支援ツールの入手方法、データ作成事例
サンプルなどが掲載されています。
また、サイト内を見ていくと分かるのですが、第1回で説明した利用ルールや化学物質の
リストに関する文書もあります。
更には、chemSHERPAは自習用の学習動画まで作成されています。
その他にも、クイックマニュアルやFAQもそろっています。
このように、サイト内には必要なソフトウェアと書類は全てそろっています。
ただし、全く初めての人が、これらを読み解くのは結構時間がかかります。そこで、CMP
コンソーシアムでは、chemSHERPAのセミナーを年に10回程度毎年行っています。
chemSHERPAデータ作成支援ツールは、HPのデータ作成支援(ツール等)にあります。
最新版をダウンロードするようにしましょう。
ダウンロードの際には、使用規約への同意と会社、担当者などの情報入力が必要です。
ダウンロードしたファイルは、必ず解凍してください。
データ作成支援ツールは、2種類存在します。
1つは、化学品(化学物質や混合物)用のデータ作成支援ツールで、chemSHERPA-CIと
書かれる場合も多いです。
もう1つは、成形品用のデータ作成支援ツールでchemSHERPA-AIと書かれます。
以降この講座でもこのように書いていきます。
そして、これらのツールで作成されたデータは、特有の拡張子を持っています。
chemSHERPA-CIのデータの拡張子は「shci」、chemSHERPA-AIのデータの拡張子は「shai」となっており、他のソフトで読むことはできません。
自社のプロセスなどを考えて必要な方、もしくは両方を入手しましょう(下図参照)。

chemSHERPA-CIとchemSHERPA-AIの利用場所(CMPコンソーシアム HPより引用)
更に、両データ作成支援ツールにおいて重要なことがあります。
これらのツールは、PC上スタンドアローンで使用するものだということです。
すなわち、OneDriveやサーバー上などクラウド上でツールを使用すると、エラーが起きます。
次回は、ダウンロードしたデータ作成支援ツールの画面などを簡単に説明します。
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個人事務所 OFFICE KS 佐竹 一基
ソニー株式会社で材料解析の後、環境全般、特に製品化学物質管理に従事。環境推進部統括部長。退社後(一社)産業環境管理協会に勤務。2018年独立し、同協会の技術顧問となるとともに環境関係のコンサルタントを行う。
